米国で生まれ、日本でも定着しているポピュラーなチャートです。
FXの核となる移動平均線!SMAとEMAはどっち?数値設定は?編。
必ずといって一度は目にする、または勉強するテクニカル指標です。
ですが、こちらもローソク足同様に簡単な知識程度で99%の人が、他の手法やテクニカルばかりに走ってしまいます。
『答え』はシンプルです!
昔も今も残り続けているシンプルなテクニカルは、とても再現性が高く有用性があるということです。
ですが、やはり。。。
負け悩んでいる初心者あるいは、中知識者のあなたがこの記事を読むことで悩みが解決すること、あるいは一筋の光が見えることをお約束します。
今日は、FXの核となる移動平均線について記録していきたいと思います。
・EMAとSMA結局どっち?
・設定数値はどうすればいいのー
上記の疑問に答えます。
僕がFXトレーダー歴7年目に至るまでの検証数と、独自手法で10万円から約3ヶ月で1,000万円達成した上での移動平均線分析のまとめをしていこうと思います。
ココが本記事のポイント
- 移動平均線の本質
- 実践的数値
前回のローソク足分析と繋がる分析記事です。
今回はより実践的、本質的な内容になります。
ここまで記録9記事に分けて来ましたが、順番に読み進めて行くほど高度な実践数値とともにネッコ用にまとめているので、頑張ってついて来て下さい。
この記事で分かること
FXの核となる移動平均線(Moving Average)
ローソク足は日本が生み出したもの。
移動平均線は米国で生まれ、日本でも定着しているポピュラーなチャートです。
1. 移動平均の性質
米国で生まれ、日本でも定着しているポピュラーなチャートです。
トレンドフォロー系のテクニカル指標で、相場に関わる人が最初にお目にかかるものと言って良いでしょう。
Moving Average の頭文字を取ってMAと表記されることもあります。
トレンドの変化を見極めるのはなかなか難しいことですが、それを補うために「移動平均線」を用いると分かりやすくなります。
ジグザグに動く価格をなだらかに表すことで、時系列の変動特性を分かりやすくしており、値動きを一つの流れとして捉えることができます。
作成方法はいたって簡単で、いろいろ検証した結果5日移動平均線であれば5日分の終値を合計して5で割れば良いだけです。
過去数日間の平均価格ということですから、遅れて表示されるトレンドラインと言うことも出来ます。
設定数値を変えた移動平均線をチャート上に複数表示しておけば、短期トレンド・中期トレンド・長期トレンドを簡単に把握することもできます。
また、短期の移動平均線がより長期の移動平均線を上抜いた状態をゴールデンクロスと言い、強気のサインとされます。
逆に長期の移動平均線が短期の移動平均線を下抜いた(デッドクロス)場合、弱気相場へ移行したとも言われます。
このように移動平均は新しいトレンドの開始や、古いトレンドの終了・反転を確認したりする点に関して有効です。
注意すべき点は、移動平均はマーケットの動きを予言するものではなく、トレンドの進展を追うものであって、先導するものではないということです。
2. 移動平均からの買いと売りのタイミング
移動平均線を使用した具体的な売買判断の方法に「グランビルの法則」があります。(米国のチャート分析家であるJ・E・グランビルが考案)
この法則は、価格と移動平均線の位置に着目したものです。
買いサイン
- 移動平均線が下降を続けた後に、横ばい、もしくは上向きかけている状態で、日足が移動平均線を上抜いたとき。
- 移動平均線が上昇している時に、相場が移動平均線を下回ったとき。
- 上昇中の移動平均線に向かって相場が上方から下降してきたが、移動平均線を割り込むことなく度上昇に転じたとき。
- 下降局面において下降しつつある移動平均線から、相場が大きくかけ離れて下落したとき(短期的な自律反発を期待)。
売りサイン
- 移動平均線が長期上昇の後で横ばい、もしくは下降を開始し、相場が移動平均線から下放れたとき。
- 移動平均線が下降中に相場がこれを上回ったとき。
- 下降中の移動平均線に向かって、相場が下方から上げてきても突破せずに再び反落したとき。
- 移動平均線が上昇中であっても、相場が大きくかけ離れて高騰したとき。
(短期的な自律修正の可能性が高い)
3. 数式・その他注意点
移動平均の計算式はいたって単純です。
例えば、終値の5日移動平均線と言えば、直近の5日間の終値を合計し、5で割れば算出できます。
N1=(P1+P2+P3+P4+P5)=5
N2= (P2+P3+P4+P5+P6) =5
N3= (P3+P4+P5+P6+P7) =5
というようになります。
移動という意味は常に直近のN日間だけをもって計算することをさします。
この例は、単純移動平均ですが、他に、加重移動平均、指数平滑移動平均があります。
また、一般的に使う移動平均線の数値は以下のものが多いです。
5日 10日 25日 75日 200日
週足
月足
9週 13週 26週50週
6ヶ月 12ヶ月 24ヶ月 60ヶ月
最後に、移動平均線のクロスだけを頼りにしないでください。
実際、アメリカのシカゴ大学の研究では移動平均線の単純なクロスシグナルだけでの取引は利益を生まないとの報告も出ています。
売買の際には必ず他の分析手法等も見て判断するようにしましょう。
移動平均線分析まとめ
ということで4話目で、相場判断で大事な移動平均線について専門的用語と実践的知識をまとめました。
ここでまとめておきましょう。
注意点まとめ
-
今も昔も残り続けているには意味がある
-
レンドフォロー系のテクニカル指標
-
5日移動平均線であれば5日分の終値を合計して5で割れ
-
新しいトレンドの開始や、古いトレンドの終了・反転を確認
-
具体的な売買判断の方法に「グランビルの法則」が有効
- 移動平均線のクロスだけを頼りにしない
現にネッコも常に設置しているわけでもなく、用途に合わせて数値と設置を変えています。
移動平均線の良きところはトレンドの勢いや強弱が簡単に分かること、ローソク足が上か下かに位置するだけで方向の優位性が判断できる。
また、常備設置することで常に同じ指標に頭が惑わされ、頼り切った『自身の判断』と誤認識してしまうことです。
あなたのトレード方法に合った、あなただけの得意なパターンに設置することで真価を発揮します。
ここまでが移動平均線分析のまとめです。
次の記事では、テクニカル指標の使い方をまとめた記事です。
🔻続けて読みたい記事はこちら🔻