テクニカル指標は非常に数が多く、何を参考にすれば良いのか分からないと思います。
FX数多いテクニカル指標の使い方と厳選!最強の組み合わせ編。
今回は、FXを行う上で必ずといって一度は目にする、または勉強するテクニカル指標です。
言葉通り、FXにはテクニカル指標が膨大に存在します。
全てを理解しようと思うと残りの人生では足らないぐらい奥深いものたちです。
結論!しらみ潰しに触るのではなく、『あれもこれも』ではなく、『あれかこれか』です。
分かります。
ネッコも始めた当初は大学1回生だったので、「FXやってるぞっ!」という画面にカッコつけた時もありました。w
ですが数ヶ月経つと気付くはずです。
負け悩んでいる初心者あるいは、中知識者のあなたがこの記事を読むことで悩みが解決すること、あるいは一筋の光が見えることをお約束します。
今日は、FXの補助役となるテクニカルの使い方について記録していきたいと思います。
・テクニカルどれを選べばいいの?
・テクニカルをつけるのに最適な数は?
上記の疑問に答えます。
僕がFXトレーダー歴7年目に至るまでの検証数と、独自手法で10万円から約3ヶ月で1,000万円達成した上でのテクニカル指標分析のまとめをしていこうと思います。
ココが本記事のポイント
- X(Twitter)や高額商材を真似ても勝てない理由
- ダマシを極力排除するために行うべきこと
前回の移動平均線分析と繋がるテクニカル分析記事です。
今回もより掘り下げた実践的、本質的な内容になります。
ここまで記録9記事に分けて来ましたが、順番に読み進めて行くほど高度な実践数値とともにネッコ用にまとめているので、頑張ってついて来て下さい。
この記事で分かること
FX数多いテクニカル指標の使い方と厳選!最強の組み合わせ
今回は、FXを行う上で必ずといって一度は目にする、または勉強するテクニカル指標です。
言葉通り、FXにはテクニカル指標が膨大に存在します。
全てを理解しようと思うと残りの人生では足らないぐらい奥深いものたちです。
1. どれを使えば良いのか?
テクニカル指標は非常に数が多く、何を参考にすれば良いのか分からないと思います。
テクニカル指標と呼ばれている代表的なものをピックアップしてみました。
トレンドフォロー系指標
相場に対して一致指標または遅行指標となっており、相場の大局(方向性)を計るのに適しています。
大局(トレンド)に乗る(フォロー=したがう)ことができれば、最安値(もしくは最高値)をひろうことはできませんが、確実性なところで売買することができます。
したがって、トレンドフォロー系指標は順張りで相場に臨む際に参考にされることが多いです。
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FXチャートでMACDとボリンジャーバンドの相性を検証
オシレータ系指標
相場に対して先行指標または一致指標となっており、相場のブレ(過熱感)計るのに適しています。
相場が売られすぎたり、買われすぎたりといったブレを起こしているとき相場にエントリーすれば、うまくいけば最安値(もしくは最高値)をひろうことができるかもしれません。
しかしながら、最安値(もしくは最高値)がどの地点なのかについては誰も確信がありませんので、確実性は乏しくなります。
オシレータ系指標は逆張りで相場に臨む際に参考にされることが多いです
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ストキャンティクス
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RSI
その他の指標
解釈の仕方によって、トレンドフォロー系指標にもオシレータ系指標にもなるものや、売買判断を主目的とはしていない指標です。
トレンドフォロー系指標やオシレータ系指標の補完のために使用することが出来ます。
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borinnjya-banndo
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一目均衡表
ここに挙げたのは一部の有名なものだけで、マイナーなものも含めたら他にも沢山さんあります。
それでは、どの指標を参考にすべきなのでしょうか?
みなさんはご自分の資産形成のためにFXをされています。
確実に、堅実に資産形成を行うため・・・となれば答えは自然に出てくると思います。
そうです、トレンドフォロー系指標を使用した順張りが王道ということになります。
何も最安値や最高値を拾えなくても、利益を出せれば良い訳ですから。
2. ダマシを回避するには
薦めておいてからこんなことを言うのは何ですが・・・もちろんテクニカル指標は万能というわけではないのです。
トレンドフォロー系指標にしろ、オシレータ系指標にしろ、どんなテクニカル指標にも、必ずダマシというものが存在します。
「テクニカルを身につければ、あなたも資産10倍」・・にはなりません。
未来を完全に予測する技法が存在するならば、その手法を編み出した人は神様です。
テクニカル分析を開発したワイルダーやボリンジャーが神様と崇められ(一部には熱心な者もいるでしょうが・・・)、人々からのお布施で生活しているわけではありません。
彼らは私たちより少し相場の研究に熱心で、私たちより少し知識が豊富であることを除けば、同じ一相場参加者にすぎないのです。
間違いをおかす人間によって編み出された指標である以上、その指標によって示されるサインにも必ず間違いは発生します。
また、チャート分析どおりに相場が動いているのであれば、誰でも億万長者です。
テクニカルで一番困るのは「ダマシ」というものがあることです。
買いのサインが出たので買ったら急落したということもあります。
大丈夫です。
ダマシを極力排除するために行うべきことがあります。
それは複数のテクニカル指標を併用して予想の精度を上げることなのです。
テクニカル指標単体では頼性が弱くても、複数の指標を併用すれば精度は上がります。
あまり多すぎても訳がわからなくなる恐れがありますので、最大でも2つもあれば十分でしょう。
併用する指標も、同じような性質のものを組み合わせるのではなく、背反するような性質の指標を組み合わせて、双方を補完する結果を導き出すのが理想ですね。
大切なのは
- 基本はトレンドフォロー系指標での順張り。
と同時に。 - 参考情報としてオシレータ系指標、もしくはその他指標を使用し異なる視点で相場を分析する。
相場の世界では、プロと呼ばれるトレーダーは必ずと言って良いほど(意識的・無意識を問わず)複数の情報を元に判断を行い、相場に臨んでいるものなのです。
第一線のプロとまで言えない専業トレーダーのネッコも、当たり前ですが複数の情報を元に検証 → 実証 → 検証の繰り返しで数百万回の検証分析を行いました。
3. 実際のトレード例
それでは実例を交えて分かりやすく解説してみましょう。
①MACDとRSIによるトレード例
トレンドフォロー系指標の MACDとオシレータ系指標のRSIの組み合わせトレード例を説明します。
1においてRSIは30を割り込み売られ過ぎの状況です。
完全な逆張り投資であればここでエントリーする手もありますが、ここが最安値という保証はどこにもなく、さらに下げる危険性も高いです。
この時点ではMACDもMACDシグナルを大きく下回っていて、買いに入るのには非常に怖い場面ですね。
したがって、しばらくはRSIの動きを注視することにしましょう。
徐々にRSIが上向いて行き、買戻しが入ってきていることが見て取れます。
2まで来ると、MACDとMACDシグナルのゴールデンクロスが発生し、買いサインの点灯となります。
ただし、この時点ではまだ MACDはマイナス値であり、信頼性としてはまだ低いですね。
用心深いトレーダーであればまだ様子見です。
3まで来ると、MACDもゼロに達し、実際この時点でローソク足は大きな陽線を示現しています。
上昇トレンドに入ったと見て良いのではないでしょうか。
したがって、確実を望むならば3以降、利を大きく取りたい場合は多少のリスク覚悟で2~3の間でエントリーすれば良いことになりますね。
②ストキャスティクスとボリンジャーバンドによるトレード例
次にオシレータ系指標のストキャスティクスとその他指標ボリンジャーバンドの組み合わせトレード例を説明します。
1において、ストキャスティクスは 75%付近で、%Kが%Dを割り込みデッドクロスの発生、売りサインの点灯です。
ただし、先行指標としてのストキャスティクスはダマシであることも考えられます。
実際、この時点でボリンジャーバンドに目を向けると、標準偏差-20内におさまっていて、売られ過ぎと判断するには少々早いようです。
そこで、ボリンジャーバンドの下限を抜けるのを待つという戦術を取ることにします。
2まで来て思惑どおり、バンドの下限を下抜けました。
ストキャスティクスの売りサインと、ボリンジャーバンドの順張り解釈としての売りサインの両方を得たことで、ここで売りエントリーです。
その後、利食いは3付近でのストキャスティクスのゴールデンクロスを目安に行えば理想的と言えます。
注意点
複数の指標を使用して精度が上がるといっても、100%の精度になることは絶対にありえません。
トレードに臨む際に自らの描いたシナリオと、現実の相場の状況が大きく異なってきたら、即座に撤退すべきです。
相場に絶対はありません。
なので、毎日行う作業なのです。
テクニカル分析で描いたシナリオ通りにならなかった場合。
- 描いたシナリオがそもそも間違っていた。
- テクニカルでは説明できない外部要因(突発的な事故など)が発生した。
などが考えられます。
この事実を受け入れずにじっとしていると、あなたの損失はどんどん膨らんでいくことになります。
シナリオが想定と大きく異なった場合には、素直にそれを認め、早急な対処が必要だということを忘れないようにして下さい。
そこで大切なものはストップロスです。
幸い、為替のストップロスは金曜日から月曜日に窓を開けない(価格がとばない)限り有効ですので、安心感があります。
自分自身、そしてテクニカルを過信しないで、ストップロスは確実に入れておいてください。
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テクニカル分析まとめ
ということで5話目で、必ず避けては通れないテクニカル・オシレーター分析をまとめました。
4. テクニカルの次は
では、テクニカルは万能ではないとなると・・・
相場に勝つにはテクニカル・ファンダメンタルそしてセンチメント(市場心理)から総合的に判断するのが良いでしょう。
それでは、その「重要度の割合」となると、その時の銘柄の性質や相場状況によって割合は変わっていくことになります。
このサジ加減は、相場をやっていく体験の中で少しずつ積み上げていくしかないのです。本当に。
最後に、大切なこと。
それは「相場にのめりこまないで、相場を楽しみながらやること」これが相場に勝つ心構えです。
ここでまとめておきましょう。
参考まとめ
-
- 【ファンダメンタル】
・経済状況
・政策等
・季節要因等 - 【センチメント(市場心理)】
材料が出たときの動き方等で判断。
簡単に言えば、相場がどちらに動きたがっているかということ。
- 【ファンダメンタル】
第一線のプロとまで言えない専業トレーダーのネッコも、当たり前ですが複数の情報を元に検証 → 実証 → 検証の繰り返しで数百万回の検証分析を行い続けています。
次の記事では、MACDの使い方をまとめた記事です。
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