ユーロ円予測?円安やヒゲに惑わされない前日高値を目印にした実証!
EURJPYの実際のトレード記録を基に丁寧に解説。
ココが本記事のポイント
- 当面の高値をつけたのか、それとも下落に転じるのか
- 優位方向に対して逆張りなのか順張りなのか(現:順張り)
- どちらを優先すればいいの?
5月13日通貨はEURJPY。
週足は、走る本格上昇トレンド局面を経て、本格上昇トレンド局面継続で、大局観は買い方向が優位。
直前にリバーサルパターンが成立していて、下落しやすくなった展開でもあるが判断が難しい局面。
日足の大局観は、本格上昇トレンド局面の継続で安値高値切り上げ中の買い方向が優位。
4時間足の大局観は、+1σ以上をキープする本格下落トレンド局面です。
+1σを割る調整反落局面入りの売りサインを試す局面でもあり、週足のリバーサルパターンや上値重い展開を示唆している局面です。
目先の1時間足の局面では、乱高下するレンジ局面で底堅い展開。
この記事で分かること
ユーロ円予測?円安やヒゲに惑わされない前日高値を目印にした実証
それでは、EURJPYを順に上位足から下位足まで詳しく検証考察を含めて分かりやすく解説していきます。
上位足 週足
週足はポジショントレード・スイングトレードの印象で、ほとんどの方が見ません。 見たとしても結果として1時間足の目先ばかりを見てしまい、上位足を活かせていないのはお気付きではないでしょうか。 難しい説明は省略し、スキャルピングでもポジションでも考え方は同じです。 これだけを頭の片隅で覚えておくだけで大丈夫です。
『トレードはじめの、その週の流れの方向を知っておくことは重要ではないですか?』
週足は、走る本格上昇トレンド局面を経て、本格上昇トレンド局面継続で、大局観は買い方向が優位。
大陽線後に大きく高値をつけ、上ヒゲをつけて大陰線となった週。
重要高値をつけた171.57高値から反落するも、反転上昇し本格上昇トレンド局面位置に位置する。
それに合わせて、遅行スパンも高値通過で転換タイミングが高いことを示唆。
直前にリバーサルパターンが成立していて、下落しやすくなった展開でもあり、高値をつけて下落に進むのか、さらなる加速で上昇方向に進むのか判断が難しい局面。
本日のポイントは「前日高値安値ラインを抜けるか・割れるか」が判断ポイント。
上位足 日足
日足は全世界共通で意識されている大事な時間足です。
『その日のトレードの方向性を知る上でもとても重要な時間足でもあります。』
また、世界中が意識する時間足ということは、価格帯(局面)、時間帯(波)の止まるところも重要サポート・レジスタンスになるということです。
週足に対し日足の大局観は、本格上昇トレンド局面の継続で安値高値切り上げ中の買い方向が優位。
深い押しが−1σまで押しとなり、絶好の押し目外ポイントとなり、現在値が+1σ以上をキープする限りは買い戦略の買い方向が優位な局面。
日足でのポイントは、週足と比べて優位な方向性は明確なものの、ここからさらに上昇するのか不安になるのが大衆心理です。
ポイント
- 金曜日の167.95の高値をザラ場でも抜けるかどうか
- 金曜日の167.04の安値をザラ場でも割れるかどうか
中位足 4時間足
日足や4時間足は、デイトレードの際でもチェックしたい大事な時間足。 何故なら、大局観の把握のベースとなる時間軸チャートだから。 上位の時間軸の相場力学が、下位の時間軸の相場に影響を及ぼしていきながら推移していくのが相場です。
中位足の4時間足の大局観は、+1σ以上をキープする本格下落トレンド局面です。
+1σを割る調整反落局面入りの売りサインを試す局面でもあり(確定足ではない)、週足のリバーサルパターンや上値重い展開を示唆している局面です。
何度か+1σを下回る下ヒゲをつけていますが、+1σが強固なサポートラインとして機能し、底堅い展開でもある。
でも、買いシグナル点灯し、逆行パターンが成立する位置としては絶好の場所でもあり、このまま下落する動きを示唆してもいる。
大きく+1σを割り下ヒゲをつけた現在足の陰線が(37)基本数値なので、動くとしたら、この位置か終値判断で行う。
次に行うのは上位足の方向を、下位足すなわち売買判断トレード時間足にてどう判断するかです。
そこで下位足の1時間足を見てみましょう。
目先 1時間足 売買判断
日足、4時間足を考慮に入れながら、1時間足を軸としたトレード。 特に、1時間足は、刻々と変化するため、その都度の判断が必須です。
目先の1時間足の局面では、乱高下するレンジ局面で底堅い展開。
現在は、本格上昇トレンド局面で−3σをも割る下落後の長い下ヒゲをつけた陰線となり、調整反落局面入りの売りサインを試す展開。(確定足ではない)
これだけで判断すると、下降バイアスがかかっているものの、底堅い展開でもあり、上値も重い展開でもある難しい局面。
その場合のシナリオ作成の重要ポイントとなってくるのが、前日高値安値ラインです。
ここまでが、僕のエントリー前(エントリーシナリオ作成前)に毎回行う上位足から下位足までの局面のみの検証考察です。
ここからは、上記の検証をもとに根拠探しとシナリオ作成を行なっていきます。
相場局面まとめ
【まとめ】
それでは、これまでの局面検証をもとに順張り(トレンドフォロー)なのか、逆張り(カウンター)なのかを確認していきます。
逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
続いて順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- 今回は、週足、日足、4H、1Hともに順張りの順行トレードが優位な局面です。
逆張り(逆行)のデメリット
逆張りの一番のデメリットは、希望からくる相場予想です。
為替(FX)をする上でギャンブルと一緒の考えをしては命取りです。
その最たるものが予測と予想の違いです。
相場を予想するとエントリー後、即逆行しやすく含み損を抱えます。
「相場と戦うと負ける」ウォーレン・バフェットさんも常々言っています。
基本トレンドに逆らったトレードをするということは、相場に逆行するということです。
相場は検証を行い、確かな根拠をもとに予測しなければなりません。
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エントリーシナリオ
1〜10の詳しい詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。エントリーシナリオの過程も省略。
エントリー約定
1〜10の詳しい詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。エントリー過程も省略。
利確/損切り
詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。利確/損切り過程も省略。
相場局面の順張り逆張りの判断で一番重要なのは各時間足で考えること
この記事で一番伝えたかったことこれです。
順張りと逆張りは各時間足ごとに意識することが重要
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トレードはマルチタイムフレーム(複数時間足)での分析が必須になってきます。
ユーロ円検証まとめ
それでは、最後にもう一度まとめておきましょう。
EURJPYの全体的な流れは買い方向の売り局面でした。
その流れからロングエントリーが順当で、前日高値安値ラインをどちらかに抜けるまで待ってからエントリー判断をするのが正解でした。
ですが、シナリオ時点で引っ張られる要因がいくつかありました。
要因
- 大きく下ヒゲをつけた(前日安値を割ってはいない)陰線が現れたこと
- 1Hでそのまま+1σを割れて、調整反落局面入りの売りサインになったこと
- そこから落ちもせず勢いもなく保有したが、4Hで下ヒゲが長かったものの+1σを割れて調整反落局面入りの売りサインになったこと
以上の理由からポジションを保有し、ザラ場で前日高値ラインを抜けたにも関わらず、損切りせずにショートポジションを保有し続けてしまった。
かつ、終値でも抜けて+2σを抜ける走る相場となってから損切りとなり、損切り判断が遅すぎた。
これまでのトレード検証から、自分が検証する時間足それぞれのトレンド方向を確認し、売買判断足で各時間足に対してトレードする時間足での順張りなのか逆張りなのかを意識しておくことが重要です。
どの波のどの部分を狙うのか?