上位足(週足・日足)売り方向に対し4時間足(上位足・中位足位置付け)のセンターまでの上昇を60分足の下位足で短期ロングを狙ったトレード。
EURUSDユーロドルの実際のトレード記録を基に丁寧に解説。
ココが本記事のポイント
- 上位足を無視して目先の下位足を優先した場合
- 中位足(4時間足)を優先し短期的に逆張りロングを入れた場合
週足は長期上昇局面を経て下落局面へと転換した最中の下落方向。
それに対し日足も本格下落トレンド局面となって17日目を迎える下落方向。
中位足の4時間足では、日足に連なって本格下落トレンド局面だったのが上昇傾向を見せる局面。
目先の1時間足では、本格上昇トレンド局面に入って11時間目となり10時間目で前日高値を上抜いてきたので上昇方向。
この記事で分かること
上位足売り方向に対し60分足の下位足で短期ロングを狙ったトレード
それでは、EURUSDユーロドルを順に上位足から下位足まで詳しく検証考察を含めて分かりやすく解説していきます。
上位足 週足
週足はポジショントレード・スイングトレードの印象で、ほとんどの方が見ません。
見たとしても結果として1時間足の目先ばかりを見てしまい、上位足を活かせていないのはお気付きではないでしょうか。
難しい説明は省略し、スキャルピングでもポジションでも考え方は同じです。
これだけを頭の片隅で覚えておくだけで大丈夫です。
『トレードはじめの、その週の流れの方向を知っておくことは重要ではないですか?』
週足の大局観は下落本格調整局面の中のレンジ局面です。
なので上位足は下落方向にあると言えます。
遅行スパン位置的にまだまだ下を試す局面ではあるが、一辺は前日安値ラインがサポートラインとして機能している。
上位足 日足
日足は全世界共通で意識されている大事な時間足です。
『その日のトレードの方向性を知る上でもとても重要な時間足でもあります。』
また、世界中が意識する時間足ということは、価格帯(局面)、時間帯(波)の止まるところも重要サポート・レジスタンスになるということです。
日足の大局観は、−1σ以下をキープする本格下落トレンド局面です。
以後、−1σを上抜けない限りは売り方向でのエントリーが優位です。
注目ポイントは、52日間で安値を更新する(背景色を変えています)赤色スパン転換した瞬間に安値をつけています。
これを一本勝ち(以後:一本勝ち)と言い、切り返すトレンドパターンの場面が多いです。
また、終値が−2σ〜−1σの間で引けた場合、逆行パターンで買いサインです。(以後:逆行パターンで◯◯サイン)
リバーサルパターンで買い方向の根拠が強く後押ししています。
中位足 4時間足
日足や4時間足は、デイトレードの際でもチェックしたい大事な時間足。
何故なら、大局観の把握のベースとなる時間軸チャートだから。
上位の時間軸の相場力学が、下位の時間軸の相場に影響を及ぼしていきながら推移していくのが相場です。
4時間足の大局観は、本格下落トレンド局面を終えて、調整反騰局面入りのサインで買いサインです。
ここがタイトルの【上位足売り方向に対し4時間足のセンターまでの上昇を60分足の下位足で短期ロングを狙ったトレード】局面です。
上位足は売り方向に優位性があるのに対し、4時間足では買い方向に優位性が出ています。
これが上位足に対して逆行(逆張り)となります。
そして局面的には、前日安値をやや上に抜けたことで、さらに上に行きやすい根拠となっています。
ここまでで上位足では売り方向が優位ということは分かりました。
次に、上位足の売り方向の中のどの足を獲りに行くかで決まります。
そこで下位足の1時間足を見てみましょう。
目先 1時間足 売買判断
日足、4時間足を考慮に入れながら、1時間足を軸としたトレード。
特に、1時間足は、刻々と変化するため、その都度の判断が必須です。
目先の1時間足の局面は、+1σ以上をキープする本格上昇トレンド局面です。
以後、+1σを下割れない限りは買い方向でのエントリーが優位です。
+2σを抜けないにも、緩やかに+1σに沿って上昇する巡航速度の上昇トレンド局面です。
前日高値を抜けたことで上昇方向により根拠が強くなったと判断します。
尚、注意点として先行スパンが間もなくローソク足の高値通過をするところです。
その後、高値通貨とともに陰線に引っ張られて下落する可能性が高いです。
ここまでが、上位足から下位足までの局面のみの検証考察です。
上位足売り方向に対し4時間足のセンターまでの上昇を60分足の下位足で短期ロングを狙ったトレード
【まとめ】
- 週足は、長期上昇局面を経て下落局面へと転換した最中の下落方向で売りサイン
- 日足は、−1σ以下をキープする本格下落トレンド局面で売りサイン
ここまでは順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- 4時間足は、調整反騰局面入りのサインの買いサイン
- 1時間足は、本格上昇トレンド局面の買いサイン
ここからが逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
逆張り(逆行)のデメリット
逆張りの一番のデメリットは、希望からくる相場予想です。
相場を予想するとエントリー後、即逆行しやすく含み損を抱えます。
「相場と戦うと負ける」ウォーレン・バフェットさんも常々言っています。
基本トレンドに逆らったトレードをするということは、相場に逆行するということです。
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相場局面の順張り逆張りの判断で一番重要なのは各時間足で考えること
この記事で一番伝えたかったことこれです。
順張りと逆張りは各時間足ごとに意識することが重要
つまりマルチタイムフレームで考えることが重要ということです。
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トレードはマルチタイムフレーム(複数時間足)での分析が必須になってきます。
EURUSDユーロドルまとめ
それでは、最後にもう一度まとめておきましょう。
- 週足は、長期上昇局面を経て下落局面へと転換した最中の下落方向で売りサイン
- 日足は、−1σ以下をキープする本格下落トレンド局面で売りサイン
ここまでは順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- 4時間足は、調整反騰局面入りのサインの買いサイン
- 1時間足は、本格上昇トレンド局面の買いサイン
ここからが逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
これまでのトレード検証から、自分が検証する時間足それぞれのトレンド方向を確認し、売買判断足で各時間足に対して順張りなのか逆張りなのかを意識しておくことが重要です。
どの波のどの部分を狙うのか?