ドル円急落後のGOLD上昇の相関関係を狙ったロングエントリー。
GOLDの実際のトレード記録を基に丁寧に解説。
ココが本記事のポイント
- ドル円とGOLDの相関関係を活かしたトレード方法
- ドル円が急落した場合、GOLDはどう反応するのか
週足は長期レンジ局面。調整反落局面入りのサインであるもののセンターラインを意識した上昇過程の下落局面。
それに対し日足は、上昇バイアスのかかった上昇本格調整局面。こちらもレンジ局面で推移し、3日間連続でゾーン上限を終値が抜けれず上値が重い展開を示唆。
中位足の4時間足では、本格上昇トレンド局面を試す(終値確定前)レンジ局面。
目先の1時間足では、本格上昇トレンド局面で買い方向が有意な局面。ただし、前日高値をレジスタンスに控え、買いシグナル逆行パターン成立前で売りサインを示唆。
この記事で分かること
ドル円急落のGOLD上昇の相関関係を狙ったロングエントリー
それでは、GOLDを順に上位足から下位足まで詳しく検証考察を含めて分かりやすく解説していきます。
上位足 週足
週足はポジショントレード・スイングトレードの印象で、ほとんどの方が見ません。
見たとしても結果として1時間足の目先ばかりを見てしまい、上位足を活かせていないのはお気付きではないでしょうか。
難しい説明は省略し、スキャルピングでもポジションでも考え方は同じです。
これだけを頭の片隅で覚えておくだけで大丈夫です。
『トレードはじめの、その週の流れの方向を知っておくことは重要ではないですか?』
週足の大局観は長期レンジ局面。
調整反落局面入りのサインであるものの値幅が縮小し、センターラインを意識した上昇過程の下落局面。
なので上位足の判断は、買い方向にあると言えます・・・が、この局面は方向感はありません。
遅行スパン位置的に陽転で上に位置しているので、まだまだ上を試す局面ではあるが、間も無く高値をつけたところを通過するので値動きを示唆しています。
上位足 日足
日足は全世界共通で意識されている大事な時間足です。
『その日のトレードの方向性を知る上でもとても重要な時間足でもあります。』
また、世界中が意識する時間足ということは、価格帯(局面)、時間帯(波)の止まるところも重要サポート・レジスタンスになるということです。
それに対し日足の大局観は、上昇バイアスのかかった上昇本格調整局面。
こちらもレンジ局面で推移し、3日間連続でゾーン上限(赤色ライン)を終値が抜けれず上値が重い展開を示唆。
これまでも、前日高値がレジスタンスとして機能し天井が重いことには変わりないが、上昇本格調整局面なので方向としては+1σ → +2σを目指すシナリオを描くのが王道です。
逆にザラ場(現在値)もしくは、終値が直近高値を抜けて、前日高値を抜けて終値となれば、強い勢いで上昇放れすることが予測できます。
- ザラ場(現在値)で直近高値を抜けること
- ザラ場(現在値)で前日高値を抜けること
- 終値で直近高値を超えること
- 終値で前日高値を抜けること
ただし注意点が遅行スパンの位置です。
先行スパンが高値を付けた位置の真下に位置し、間も無く通過します。
この場合、トレンド転換するケースが経験則上めちゃくちゃ多いです。
かつ、その後のローソク足は陰線をはじめとする下落が続いているので、下に引っ張られて下落する可能性があることを示唆します。
なので大局観の方向に逆らった売り目線です。
中位足 4時間足
日足や4時間足は、デイトレードの際でもチェックしたい大事な時間足。
何故なら、大局観の把握のベースとなる時間軸チャートだから。
上位の時間軸の相場力学が、下位の時間軸の相場に影響を及ぼしていきながら推移していくのが相場です。
中位足の4時間足の大局観では、本格上昇トレンド局面を試す(終値確定前)レンジ局面です。
こちらでも、先行スパンが高値を付けた位置の真下に位置し、間も無く通過します。
かつ、その後のローソク足は陰線をはじめとする下落が続いているので、下に引っ張られて下落する可能性があることを示唆します。
なので大局観の方向に逆らった売り目線です。
ここがタイトルの【ドル円急落後のGOLD上昇の相関関係を狙ったロングエントリー】局面です。
上位足は買い方向に優位性があるのに対し、日足、4時間足では売り方向に優位性が出ています。
ですが、今回のケースは決まった方向間ではなく、相場力からの予測がなる方向です。
これが上位足に対して逆行(逆張り)となります。
ここまでで、上位足では買い方向が優位ということは分かりました。
次に、上位足の買い方向の中のどの足を獲りに行くかで決まります。
そこで下位足の1時間足を見てみましょう。
目先 1時間足 売買判断
日足、4時間足を考慮に入れながら、1時間足を軸としたトレード。
特に、1時間足は、刻々と変化するため、その都度の判断が必須です。
目先の1時間足の局面では、本格上昇トレンド局面で買い方向が有意な局面です。
ただし、前日高値をレジスタンスに控え、買いシグナル逆行パターン成立前(終値が+2σ〜+1σの間で引ける)で売りサインを示唆。
以後、+1σを下割れない限りは買い方向でのエントリーが優位です。
+2σを抜けないにも、緩やかに+1σに沿って上昇する巡航速度で上昇トレンド局面を継続する可能性もあります。
ですが、中位足の下落が予測されることも含め、下位足の1時間足で買いシグナル逆行パターン成立が見込まれるので売りサインを示唆しています。
また、+2σに限りなく近いところまで接近したことで、市場(あなたを含む大衆)の達成感を浴びて下落に転じる可能性も示唆しています。
尚、注目点として先行スパンが陰線下落の上を通過をするところです。
その後、高値通過後の陰線に引っ張られて下落する可能性が高いです。
ここまでが、上位足から下位足までの局面のみの検証考察です。
ドル円急落のGOLD上昇の相関関係を狙ったロングエントリー
【まとめ】
ドル円は急落し、GOLDの上昇を見込めますが、現段階の検証では短期的売り目線が優位と判断できます。
-
週足の大局観は長期レンジ局面。調整反落局面入りのサインであるものの値幅が縮小し、センターラインを意識した上昇過程の下落局面。
ここまでは順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- それに対し日足の大局観は、上昇バイアスのかかった上昇本格調整局面。
- 中位足の4時間足の大局観では、本格上昇トレンド局面を試す(終値確定前)レンジ局面です。
- 目先の1時間足の局面では、本格上昇トレンド局面で買い方向が有意な局面です。
ここからが逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
逆張り(逆行)のデメリット
逆張りの一番のデメリットは、希望からくる相場予想です。
相場を予想するとエントリー後、即逆行しやすく含み損を抱えます。
「相場と戦うと負ける」ウォーレン・バフェットさんも常々言っています。
基本トレンドに逆らったトレードをするということは、相場に逆行するということです。
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短期ショートエントリーと利確
ここでは詳細は省略します。
エントリーシナリオの過程も省略。
1回目のエントリーと利確です。
その後のGOLD上昇
損切り。
相場局面の順張り逆張りの判断で一番重要なのは各時間足で考えること
この記事で一番伝えたかったことこれです。
順張りと逆張りは各時間足ごとに意識することが重要
つまりマルチタイムフレームで考えることが重要ということです。
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トレードはマルチタイムフレーム(複数時間足)での分析が必須になってきます。
GOLDゴールドまとめ
それでは、最後にもう一度まとめておきましょう。
ドル円は急落し、GOLDの上昇を見込めますが、現段階の検証では短期的売り目線が優位と判断できます。
- 週足の大局観は長期レンジ局面。調整反落局面入りのサインであるものの値幅が縮小し、センターラインを意識した上昇過程の下落局面。
ここまでは順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- それに対し日足の大局観は、上昇バイアスのかかった上昇本格調整局面。
- 中位足の4時間足の大局観では、本格上昇トレンド局面を試す(終値確定前)レンジ局面です。
- 目先の1時間足の局面では、本格上昇トレンド局面で買い方向が有意な局面です。
ここからが逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
これまでのトレード検証から、自分が検証する時間足それぞれのトレンド方向を確認し、売買判断足で各時間足に対して順張りなのか逆張りなのかを意識しておくことが重要です。
どの波のどの部分を狙うのか?