FXで予想は命取り?GOLD上位時間足に逆らったカウンタートレードとは。
GOLDの実際のトレード記録を基に丁寧に解説。
ココが本記事のポイント
- 週足では売り方向が優位
- 日足・4時間足ともに買い方向が優位
- どちらを優先すればいいの?
週足は調整反落局面入りのサインで下落方向の売り優位局面。
それに対し日足の大局観は、調整反騰局面入りのサインで買い方向。
中位足の4時間足の大局観では、走る(+2σ以上で終値確定)本格上昇トレンド局面です。
目先の1時間足の局面では、走る本格上昇トレンド局面の中の陰線ですが、+1σ以上を終値がキープし続ける限りは買い方向が有意な局面です。
この記事で分かること
FXで予想は命取り?GOLD上位時間足に逆らったカウンタートレードとは?
それでは、GOLDを順に上位足から下位足まで詳しく検証考察を含めて分かりやすく解説していきます。
上位足 週足
週足はポジショントレード・スイングトレードの印象で、ほとんどの方が見ません。 見たとしても結果として1時間足の目先ばかりを見てしまい、上位足を活かせていないのはお気付きではないでしょうか。 難しい説明は省略し、スキャルピングでもポジションでも考え方は同じです。 これだけを頭の片隅で覚えておくだけで大丈夫です。
『トレードはじめの、その週の流れの方向を知っておくことは重要ではないですか?』
週足の大局観は調整反落局面入りのサインで下落方向となるも最初のセンターで反発上昇局面。
遅行スパンともに横ばいで、値幅も縮小しレンジ局面とも読む。
注目点は時間分析で、1810.33安値から(20)重要数値候補日で下ヒゲ長い陰線となり(21)で陽線となってセンター反発上昇となっている。
上位足 日足
日足は全世界共通で意識されている大事な時間足です。
『その日のトレードの方向性を知る上でもとても重要な時間足でもあります。』
また、世界中が意識する時間足ということは、価格帯(局面)、時間帯(波)の止まるところも重要サポート・レジスタンスになるということです。それに対し日足の大局観は、調整反騰局面入りのサインで買い方向。
センターラインまで上昇は見込めるが、ともに遅行スパンの位置がポイントで、ローソク足に接近・接触ではじめのセンターライン反発下落となる可能性が高いことに注目。
時間分析的にも。
- 高値から(13)で上昇余地はまだあるとも予測できる。
- 1984高値を付けるまで(21)重要数値で切り返し転換を示唆している。
日足すなわち、今日1日を通して注目点は遅行スパンの位置です。
遅行スパンが限りなくローソク足に接近しているので、どこまで上昇し(接触し)切り返すかが見極めです。
中位足 4時間足
日足や4時間足は、デイトレードの際でもチェックしたい大事な時間足。 何故なら、大局観の把握のベースとなる時間軸チャートだから。 上位の時間軸の相場力学が、下位の時間軸の相場に影響を及ぼしていきながら推移していくのが相場です。中位足の4時間足の大局観では、走る(+2σ以上で終値確定)本格上昇トレンド局面です。
バンド拡大開始とともに、バンド角度と5日線ラインの角度が上向き拡大傾向から上昇方向にポジションを持つのが優位。
時間分析的に、高値から(31)準数値、直近高値から(22)候補日でトレンド転換変化日を示唆。
安値から(15)準準数値で残り2本分上昇余地があると予測できる。
次に行うのは上位足の方向を、下位足すなわち売買判断トレード時間足にてどう判断するかです。
そこで下位足の1時間足を見てみましょう。
目先 1時間足 売買判断
日足、4時間足を考慮に入れながら、1時間足を軸としたトレード。 特に、1時間足は、刻々と変化するため、その都度の判断が必須です。目先の1時間足の局面では、走る本格上昇トレンド局面の中の陰線ですが、+1σ以上を終値がキープし続ける限りは買い方向が有意な局面です。
また、前日高値ラインを大きく勢いよく上抜けたので上昇力があるとも判断できます。
また、赤色スパン陽転し切り返し転換後の、逆行パターン終値位置で+1σを抜けて本格上昇トレンド局面になったことも含めて上昇力が強いと判断します。
ただし、一点気になる点は時間分析です。
高値から(33)基本数値で高値を付けるも陰線で様子見です。
ここまでが、僕のエントリー前(エントリーシナリオ作成前)に毎回行う上位足から下位足までの局面のみの検証考察です。
ここからは、上記の検証をもとに根拠探しとシナリオ作成を行なっていきます。
相場局面まとめ
【まとめ】
それでは、これまでの局面検証をもとに順張り(トレンドフォロー)なのか、逆張り(カウンター)なのかを確認していきます。
逆張り(逆行)トレンド方向と逆方向へトレードするカウンター型トレードです。
- 週足の大局観は、調整反落局面入りのサインで下落方向となるも最初のセンターで反発上昇が予測できますが局面は売り方向です。
続いて順張り(順行)トレンドの流れに沿ってトレードするトレンドフォロー型トレードです。
- 週足に対し日足の大局観は、調整反騰局面入りのサインで買い方向。
- 4時間足の大局観では、走る(+2σ以上で終値確定)本格上昇トレンド局面で間違いなく買い方向です。
- 目先の1時間足の局面では、走る本格上昇トレンド局面の中の陰線ですが、+1σ以上を終値がキープし続ける限りは買い方向が有意な局面です。なので買い方向です。
逆張り(逆行)のデメリット
逆張りの一番のデメリットは、希望からくる相場予想です。
為替(FX)をする上でギャンブルと一緒の考えをしては命取りです。
その最たるものが予測と予想の違いです。
相場を予想するとエントリー後、即逆行しやすく含み損を抱えます。
「相場と戦うと負ける」ウォーレン・バフェットさんも常々言っています。
基本トレンドに逆らったトレードをするということは、相場に逆行するということです。
相場は検証を行い、確かな根拠をもとに予測しなければなりません。
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エントリーシナリオ
詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。エントリーシナリオの過程も省略。
エントリー約定
詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。エントリー過程も省略。
利確/損切り
詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。利確/損切り過程も省略。
結果
詳細はdiscordにてUPしていますので、ここでは詳細は省略します。
相場局面の順張り逆張りの判断で一番重要なのは各時間足で考えること
この記事で一番伝えたかったことこれです。
順張りと逆張りは各時間足ごとに意識することが重要
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トレードはマルチタイムフレーム(複数時間足)での分析が必須になってきます。
GOLD検証まとめ
それでは、最後にもう一度まとめておきましょう。
GOLDの全体的な上昇局面位優位には変わりないが、時間分析的に高値をつけて下落する可能性が高いことが分かった。
そこで、2通りの売買シナリオ(各3つづつで計6通りシナリオ)で売買トレードを試みる。
- 短期的とトレンドフォローでロングエントリーを試み、1時間足での+2σ割れ辺りから下落を視野に入れていく。
- 1時間足で+1σ割れの調整反落局面入りのサインを確認後、ショートエントリーシナリオに切り替える。
よって今回は、順張り(順行)トレンドフォロー型トレードと、逆張り(逆行)カウンター型トレードの2通りでトレードしました。
これまでのトレード検証から、自分が検証する時間足それぞれのトレンド方向を確認し、売買判断足で各時間足に対してトレードする時間足での順張りなのか逆張りなのかを意識しておくことが重要です。
どの波のどの部分を狙うのか?